亀頭包皮炎

宮城県の亀頭包皮炎は仙台中央クリニックに御相談ください

亀頭包皮炎とは

亀頭包皮炎とは、亀頭及び包皮が炎症を起こしている状態です。炎症によって赤く腫れます。それによって痒みや痛みが起こり、包皮が裂けることも有ります。症状が酷い場合は、膿が出て、尿の通り道である尿道や腎臓に炎症が波及し、排尿時に痛みが出る、熱が出るなどの全身症状を起こすことがあります。

亀頭包皮炎の特徴

亀頭包皮の発赤、痒み、白いかすが溜まるなどの症状が特徴です。白いかすは、繁殖した細菌あるいは真菌の死骸、炎症による皮膚の脱落が原因です。悪化すると、亀頭包皮からの膿の分泌や、包皮のびらんが起こります。カンジダによる亀頭包皮炎は白いかすが多量に付着します。

亀頭包皮炎で悩む男性

包茎に多い亀頭包皮炎

包茎の場合、亀頭が包皮に覆われているため、湿度と温度が上昇し、細菌の繁殖に適した環境が形成されます。この結果、細菌の過剰な増殖により、亀頭包皮炎が発生します。包皮内は暗く湿度が高いため、細菌が繁殖しやすい環境が形成されます。包茎では包皮内の清潔さを保つのが困難であるため、感染リスクが高まります。包茎では特に亀頭と包皮の清潔さを保つことが重要です。

糖尿病性亀頭包皮炎

糖尿病は免疫システムの機能を低下させ、感染症に対する抵抗力を弱めます。これにより、糖尿病患者様は亀頭包皮炎を含む多くの感染症を発症し易くなります。さらに、尿中に多量の糖が排出され、細菌の増殖を助け、感染リスクを増加させます。衛生的な生活習慣を維持し、定期的な医療チェックを受けることが重要です。糖尿病性の亀頭包皮炎は慢性化し易く、薬物治療に反応が弱い為、外科的な治療が必要になることが多々あります。

急性亀頭包皮炎と慢性亀頭包皮炎

亀頭包皮炎は、包皮が長すぎる仮性包茎や、包皮が狭くて亀頭露出できない真性包茎に多く見られます。亀頭包皮炎は、急性と慢性に分類されます。急性亀頭包皮炎は、細菌感染や外傷などが原因で突発的に発症し、症状が強く現れます。一方、慢性亀頭包皮炎は、長期間にわたって炎症が持続する状態で、繰り返し再発することがあります。亀頭包皮炎は、性感染症や包茎など、他の疾患と関連していることもあるため、適切な診断と治療が重要です。

亀頭包皮炎について電話で相談する男性

亀頭包皮炎の治療

重症の亀頭包皮炎や、糖尿病性包茎が原因の場合、包皮切除術が検討されます。包皮切除術は、余分な包皮を切除し、亀頭を露出させる手術です。これにより、亀頭と包皮の間に汚れや分泌物が溜まらなくなり、炎症を予防することができます。包皮切除術は、炎症の再発防止、過長な包皮を切除することで、亀頭と包皮の間に汚れが溜まり難くなり、炎症の再発を防ぎます。衛生状態の改善、亀頭が露出することで、陰部の清潔を保ち易くなります。細菌やカビの繁殖を抑え、感染症のリスクが低下します。

亀頭包皮炎の治療が上手くいって喜ぶ男性

亀頭包皮炎リスクやデメリット(稀なものを含む)

  • 傷から出血することが有ります。
  • 血腫が起こることが有ります。
  • 通院回数が増えることが有ります。
  • 創部離開が起こることが有ります。
  • 一定期間、包帯を巻いて過ごす必要が有ります。

亀頭包皮炎症例写真

34歳、未婚。亀頭包皮炎の包茎手術、埋没修正

術前

術直後

亀頭包皮炎 症例写真1
症例経過

糖尿病による亀頭包皮炎の症例です。2年前に糖尿病を発症し以後、亀頭及び包皮に炎症を繰り返し起こして、包皮に亀裂が入る様になりました。亀頭包皮炎の改善が認められない為、根治治療を希望されて、仙台中央クリニックに御来院いただきました。診察したところ、陰茎が埋没した状態で、広範囲に亀頭包皮炎が有り、包皮には炎症による亀裂が認められました。埋没していた陰茎を体外に引き出す埋没修正を行い、余剰包皮を切除し炎症と亀裂の箇所を取り除きました。亀頭包皮炎を繰り返す精神的な負担が無くなり、快適に過ごすことが出来る様になりました。

症例解説

亀頭包皮炎を繰り返す状態は、炎症を起こし易い包皮内板を取り除く包茎手術がお勧めです。包茎手術により亀頭が露出する、乾燥した清潔な状態は包皮炎に悩まされることが無くなり、感染症に罹り難くなります。亀頭包皮炎による痒みや痛みを繰り返し亀裂が有る場合、亀頭包皮炎で日常生活に影響が有る場合は、根本から治す治療が必要です。亀頭包皮炎の治療は、包皮の突っ張りが続くリスクが有ります。

35歳、未婚。亀頭包皮炎の包茎手術、長茎手術

術前

術直後

亀頭包皮炎 症例写真2
症例経過

亀頭包皮炎の慢性化により包皮口に亀裂を生じた症例です。亀裂が悪化して、排尿時や洗浄時に痛みを伴うことから、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、陰茎の大部分が体内に埋没した状態で、包皮口に亀裂が認められました。陰茎を体外から引き出し、包皮の亀裂を含め余剰包皮を切除しました。痛みが無くなり、ストレスを感じることなく排尿や洗浄が出来る様になりました。

症例解説

亀頭包皮炎は不潔な衛生状態や包皮への刺激が原因で生じます。適切なケアと清潔な状態を保つことが重要です。亀頭包皮炎は再発することが多く、炎症の繰り返しで包皮が硬くなり、簡単に亀裂を起こします。治療は包茎手術により、包皮を炎症部ごと切除する必要が有ります。亀頭が完全に露出されると、亀頭包皮炎は改善し、痛みは消失します。亀頭包皮炎の治療は、術後の通院回数が増えるリスクが有ります。