宮城県の傍外尿道口嚢胞は仙台中央クリニックに御相談ください
傍外尿道口嚢胞とは
傍尿道口にできる貯留性の嚢胞です。外尿道口の左右どちらかまたは両側に、漿液性内容の嚢胞が形成されます。
傍外尿道口嚢胞の治療方針
無症状なら経過観察とし、不用意な穿刺は避けるべきです。著明に増大し尿線の異常をきたして、外観的に許容範囲を超えた場合には、外科的に完全摘除術を行います。
傍外尿道口嚢胞に不安を感じる場合が多い
傍外尿道口嚢胞は先天性で無害ですが、外見上良くありません。本人が大丈夫だと説明しても、多くで違和感が有ります。大きくなってきた場合には、破けるかもしれませんので、除去手術が必要です。
傍外尿道口嚢胞の診断
通常は視診で嚢胞を診断できます。時に診断を確定するため超音波検査または膀胱鏡検査を要することが有ります。
傍外尿道口嚢胞は性病ではない
傍外尿道口嚢胞は性病ではありません。先天的な疾患で、外尿道口、尿の出口に接して片側または両側に出来る液体が貯留した袋状の腫れ物です。
傍外尿道口嚢胞と陰茎嚢胞の違い
傍外尿道口嚢胞と陰茎縫線嚢胞は、両者とも半透明で比較的軟らかい良性の嚢胞で液体が貯留した袋状の腫れ物です。前者は外尿道口に接しその片側あるいは両側にでき、後者は外尿道口から陰茎の裏側~肛門にかけての縫線上に1個~数個みられます。
傍外尿道口嚢胞治療
傍外尿道口嚢胞の治療として、嚢胞から液体を抜いても再貯留することが多いため、嚢胞全体をとる手術が必要になります。
傍外尿道口嚢胞リスクやデメリット(稀なものを含む)
- 患部の陥没が起こることが有ります。
- 再発の可能性が有ります。
- 色素沈着が起こることが有ります。
- 尿線が定まらないことが有ります。
- 抜糸が必要になることが有ります。
傍外尿道口嚢胞ビフォーアフター症例写真
57歳、既婚。傍外尿道口嚢胞除去
術前
術直後
除去した傍外尿道口嚢胞
症例経過
排尿時のトラブルがある傍外尿道口嚢胞の症例です。傍外尿道口嚢胞が有り、外見上気になっていたものの放置していましたが、嚢胞が大きくなって排尿時に尿が飛び散り、下着やズボンを汚してしまうことから治療を決意して、仙台中央クリニックに御来院いただきました。診察したところ、傍外尿道口嚢胞が尿道口を塞ぐ様に肥大していました。嚢胞の袋ごと全て取り除き、美容縫合を行いました。外見上の変形もなく、排尿時の尿線が真直ぐになりました。
症例解説
傍外尿道口嚢胞は外尿道口近くに出来る無症状の嚢胞で、先天性とされています。稀に尿道の外傷、炎症、感染により後天的に生じることもあります。嚢胞が大きくなることがあり、外見上醜形をきたすだけでなく、排尿時に尿が飛び散るなど排尿困難になることも有ります。傍外尿道口嚢胞は針で刺して嚢胞の中の液体を抜くだけでは再発し易いために、嚢胞の袋も含め全体を根本的に除去する必要が有ります。傍外尿道口嚢胞の治療は、患部の窪み変形が起こるリスクが有ります。